いびきと睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠時無呼吸症候群(sleep
apnea syndrome=SAS)とは
:睡眠中に断続的に無呼吸(10秒以上続く気流停止)を繰り返し、その結果、
日中の眠気など古くはPickwick症候群として知られていた高度肥満の症例も
この症候群の1亜型とかんがえられている。中年男性のいびきをかく人や
肥満者に多い。
SASの分類
:呼吸運動そのものが停止して無呼吸となる中枢性(central
sleep apnea syndrome : CSAS)
と、無呼吸発作中も呼吸努力が認められる閉塞型(obstructive
sleep apnea syndrome : OSAS)
と両者の混合型(mixed type)に分けられる。
臨床的には9割以上が閉塞型であり、歯科領域で扱うのもこの型である。
OSASの治療法
:各種のオーラルアプライアンスが使用されている。
習慣性いびき症(habitual snoring : HS)やOSASの患者では、解剖学的に咽頭腔が狭小で
あったり、さらには就寝時に舌根が沈下してしまうことが多いことから、舌を前方に
保持する口腔内装置(tongue retaining
device : TRD)や、下顎を前突させて中〜下咽頭の
開大をはかる歯科的口腔内装具が考案されている。現在普及しているのは後者の
タイプであり、日本でも近年臨床応用がされつつある。
1987より東京医科歯科大学グループがsleep
splint=SSを開発している。